女魔法使いがお金を稼ぐには……。「クリメニア」さんの同人エロRPG『XVI 塔の町のリズ』をレビューします。
順調に人気、売上を伸ばしている有名なサークルさんですが、私は過去作をプレイしたことがないのです。そもそも本格的に同人ゲームをやり始めたタイミングでこのブログも始めたので。まあそんなことはどうでも良いのでさっさとレビューを始めましょう。
キャラ・ストーリー
ゲームを開始すると、主人公リズと師匠のアイシャが協会から依頼され、3つのマジックアイテム回収していき、なんだかんだあって師匠が「塔の町」に先行します。リズは後から追うのですが、師匠がいる地区に入るには通行許可証が必要。通行許可証を手に入れるためにはお金を集め街に貢献しなければななりません。
「なんだかんだ」の部分はあまり重要ではないのですが、しばらく再登場しないアイシャ師匠のキャラをつかむために必要なのでしょう。このプロローグ自体はテンポよくサクサク進みます。
主人公は「わがままリズ」と呼ばれるぐらいで生意気な性格です。敬語毒舌が良いですね。実は私はアイシャ師匠のほうが好みなのですが、あんまり登場機会がなさそうなのが残念ですねー。

あるアイテムを使うことで師匠の授業風景が見れる。
いろいろな種類の「貢献」
街に貢献するためには住人の望むアイテムをプレゼントする必要があります。アイテムは店で結構な値段で売られているものを買うか、塔で手に入れた素材を合成して用意します。真面目にお金を稼ぐには素材を売るしかなく、あまり効率的ではありません。
そこで体を使ってちょっとエッチなバイトでお金を稼いだり、おっぱいを見せてアイテムを値引きしてもらったりすることで(ある店では20分の1の値段に)ゲームを楽に進められます。最初は仕事中のセクハラなど軽いものですが、「ケガレ度」が増えていくごとにプレイがエスカレートしていきます。
やろうと思えばエロを使わなくてもいい、というのがミソ。地道にお金を稼ぎ、値引きせずに購入することもできるのですが、かなりの手間がかかるので、「師匠に会うため仕方がない」と自分から選択するようになっているのが面白いです。
エロイベントを発生させるだけで貢献度も上がるので、エロのみでゲームを進めることもでき、処女クリアを目指のでなければ、モンスターと戦う必要もないらしいです。塔を攻略するにしてもエロでお金を稼いで回復アイテムを買い込まないとめんどくさいバランスになっています。
塔での探索
塔の内部では常に瘴気でHPが減っていきます。モンスターに接触することでMPと引き換えに敵を瞬殺。戦利品などもシームレスに表示されるのでかなりテンポが良いです。MPがない状態で接触するとHPにダメージ。HPが無くなると街に戻され、救助代として所持金の半分を持ってかれます。
この塔探索は正直あまり面白くないです。これも製作者の狙いで、徹底的に真面目ルートは面倒臭くしているのではないでしょうか(違ったらごめん!)。
しかし、もっと作りこめば面白いシステムになりそうな雰囲気はあります。エロゲとの相性はあまり良くなさそうだけど……。
塔のダンジョンは40階まであります。
11階以降は、体験版でプレイできた10階までよりもコンパクトに。
階層ごとになるべく特徴を持たせるようにしてあります。20階、30階、40階には中ボスを配置。
ちょっとしたアクションゲームっぽくなってますが、難易度は高くないです。
ラスボスは普通のツクールデフォ戦闘です。引用:クリメニアのBlog
との事なので製品版では結構印象が変わってくるのかもしれません。確かに10階までは長くて覚えにくかったです。
エロシーン
エロシーンはさすがのクオリティ。おっぱいを見せるシーンだけでもかなりエロいです。
アイシャ師匠のエロもあるようですが、さすがに多くて2~3シーンくらいかな? アイシャは第1作目の主人公らしいので、ちょっと気にはなっているんですが、ちょっと今のイメージとは違う感じみたいです。
服装を買えることで反応が変わります。サークルのクリメニアさんは露出系や羞恥系が好きとの事なので、いろいろ仕込んできそうですね。
個人的感想・まとめ
エロRPGの戦闘といえば独自システムで面白くする、バトルファックでエロと融合させる、デフォ戦闘で他でのエロ重視ぐらいかな? と思っていたのですが、なるほど、このような絡め方もあるのかと目からウロコです。
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