「U-ROOM」さんの少女と怪物との交流を書いた異種和姦エロRPG『ミミとベグナデモニア』をレビューします。
同人ならでは、という感じの印象的なタイトル画面。設定やストーリー、重視のアドベンチャー寄りなのかな? と思いきや、ゲーム性の高いRPGパートもある作品です。
ストーリー
ストーリーは予告ページで簡潔に書かれています。
予告ページ
ゲーム開始後しばらくは、戦闘などがないプロローグなのですが、なかなか引き込まれるストーリー。ミミとグゥの交流はほのぼのしていて、どちらも可愛らしく、微笑ましいです。
しかし、ミミとグゥはそれほど正確に意思疎通ができているわけではありません。ゲーム序盤でなんとなくわかるのですが、村人を殺したのはグウの親で、グウの親を殺したのは人間のようです(ミスリードかもしれない)。グウも復讐のため少しミミを利用しているようにも感じられます。
けれども、ジャンルに触手和姦、ラブラブ/あまあまと書いてあるので、「最悪」の展開にはならないかなと予想しています。人食いの化物(公式ページに記述されている)と少女の純愛。周りの人間の反応、行動がメインのお話になるのかな。
と、書いている間にわかったんですがゲームオーバーではそれっぽい描写がありますね。暗転、一行でかなり間接的にですが。
成長と戦闘が分離したゲームパート
RPGパートに移るといきなりグゥ視点なので少しびっくりしました。復讐のため? 期限までにグウを鍛えるシミュレーションっぽい要素があるRPGです。
(2016年6月22日追記)
チュートリアルが追加されるようですね。
このRPGパート。面白いのですが、専門用語が多くて、かなりわかりにくいです。それをゲーム開始位置の近くに用意されているマニュアルで一気に説明されるので混乱してしまいます。実際にプレイしながらのチュートリアルのほうが良かったと感じます。
少し長くなりますが、できるだけ簡単に一部普通のRPG用語に直すと。
1日に取る行動を3つの中から選びます。
交遊
ミミと話したりスキンシップを取り好感度を上げる。そして、このゲームで一番大事だコマンドと言っても良い「ジェムを種付け/取り出す」コマンド。ジェムはミミの体内で1日1レベル上っていき最大4レベル。食べると「満腹度」が回復しレベルが上がります。
森を探索
シンボルエンカウント。ダンジョンを探索しお金と素材を集めます。敵を倒しても経験値などはありません。
ねぐらで休む
1日休むことで「戦闘後の全回復+戦闘中アイテム生成回数(後述)」を回復します。他にお金と素材を使い装備やパッシブスキルを購入できます。買い物は時間を消費せず、何回でも利用できます。
交遊と探索は満腹度を消費。満腹度が0になるとゲームオーバーになります。
戦闘中のアイテム生成システム
そして、特徴的なのがこのシステム。まず、事前準備として6つあるスロットにいろいろな種類がある「生成核」を装備。戦闘中、特定ターンが経過すると回復アイテムや敵攻撃力低下などのアイテムが生成されます。アイテムは戦闘終了後に消滅する使い切りです。
特にこのシステムがわかりにくかったです。というのも、序盤の敵は数ターンで倒せてしまうので、戦闘終了直前で生成完了 → 戦闘終了後メニューを開いてもアイテムがなく、「あれ~?」という感じで混乱してしまいました。プレイを交えながらのチュートリアルの方が良かったのではないでしょうか。
エンディングはゲームオーバーを含めて4つ。そのうち1つは周回前提の難易度のようです。
操作について
斜め移動ができるのですが、ゲームパッド変換ツール「JoyToKey」を通してだとスムーズに操作できません。対応しているコントローラーを所持しているなら同系統の「MotionInJoy」をつかいましょう。
少し慣れが必要ですがマウス操作にも対応しています。
触手和姦が中心のエロシーン
エロシーンは差分が多くテキストもしっかりしていてエロいです。
一部、対人陵辱を含む、とのこと。ミミの他にも立ち絵がある女性キャラもいるので、このキャラのエロもあるのかな?
ミミのベストはランドセルを連想するように着せているようです。素晴らしい発想ですね!
個人的感想・まとめ
体験版は、かなり続きが気になる引きで終わります。ミミとグゥの関係、魔物を駆除しようとしている周りの人間の動向などに注目です。
ゲームパートもシンプルな「夜が来る!」みたいで(古い?)面白いですね。アイテム生成システムも「生成核」が増えてくると、なかなか戦略性が増しそうです。
(ベグナデモニアってグゥの種族名ということでいいのかな?)
販売ページです。
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