※今回スクリーンショットの設定を間違えてマウスカーソルが写っている画像があります。全部撮り直したつもりですが、変な青くてリング状のものが写っていても気にしないでくださいね。
バイブを突っ込み、敵を倒せ! ぶっ飛んだ設定をしっかりシステムに組み込んだ「BAROQUPID」さんの震える、濡れる、同人エロRPG『ヴァイブレーション!』をレビューします。
(2016年6月13日追記)
公式攻略サイトが公開されました。極力ネタバレは避けているらしいです。
ストーリー
剣道部に所属し、クラス委員も努める優等生の中瀬サヤ。自由がないのを悩みつつも平和な生活を送っていたが、突如魔物が出現。抵抗むなしくバイブを突っ込まれた瞬間、「性器に挿入したモノの力を強化して周囲に伝える」(!?)能力が発現。崩壊した世界で、同じように「欲望、願いを体現する」チカラを手に入れた仲間を集め、世界を救う救世主になる決意をする。
ゲームの流れとしては、いろいろな店やダンジョンなどが集まったフィールドマップを1エリアと表し、エリアごとの事件を解決して物語を進めるごとに行動可能エリアが増えていきます。
キャラクターの個性が現れる能力バトル
戦闘参加人数は主人公+aの2人。戦闘のポイントとなるDP(欲望値)は、それぞれのキャラクターが持っているチカラを使うために消費するMPのようなもので、0になるとしばらく行動不能に。宿屋などでは回復できず、戦闘中や移動中に自然に回復します。さらに、欲望が貯まる行動で大きく回復。最大DPはエロイベントを経験することで上がっていきます。
そして、一番の見せ場の「インサート」システム。前述のとおり主人公サヤが使える、「女性器に挿入したモノ」に応じた効果を発動する「共振」の能力です。特にバイブを挿入したときの「振動を増幅させて周囲に拡散させる」効果はすさまじい威力で敵全体を攻撃できる必殺技です。
「一体何を言っているんだ」と言いたいところですが、このシステム、かなり細かく作られています。バイブには長さ、太さ、振動強度調節メモリのステータスが設定されていて、使用する場合もすぐに発動するのではなく挿入速度を決定し、最後まで挿入しなくても強制発動ができます。これらの要素が複雑に絡み合いダーメージや消費DPが決まるので雑魚戦での掃除、ボス戦での切り札などの使い分けができるのです。
こだわりを感じる独自のシステム
成長システムは、敵が落とす「秘石」をパーティーで共有し、ステータスアップやスキル習得に使用する仕組み。キャラクター、ステータスごとに必要秘石が違い、ステータスを上げるほど必要数も増えます。極端な特化キャラは作りにくいけれど、キャラの個性は薄れにくいですね。振り分けがめんどくさい場合はオート機能も用意されています。スキルはエロイベントで(ビデオイベントで?)も覚えるようです。
上半身、下半身、下着の着せ替え要素があり、服は特定攻撃で破れていきます。下着は戦闘中に状態異常の「興奮」になるなど、いろいろな要因で汚れていくようです。汚れ度は10段階あり、下着ショップに持っていくと高値で買い取ってくれます。
淫乱度というステータスがあり、いろいろな行動で上がります。上昇していくと下着が濡れやすくなったり、身体的な特徴が現れるキャラもいる、というのがかなり気になります。
ビデオ屋でエッチなビデオ撮影のアルバイトでお金を稼ぐことができます。最初は出演を躊躇するのですが、承諾前や撮影中に、カメラマンなどがその気にさせていく描写が妙に細かいですw淫乱度によって過激なビデオが撮影できるように。そして、最終的には……。
他にも鍛冶屋での装備強化システム。少女型モンスターが落とす下着やコレクションカードを集めたりコレクターと交換する要素など飽きさせない要素が数多く用意されています。
快適なシステム
ボタン一つで起動できる「スマホ」で様々な機能を利用できます。
- 仲間に電話をし、戦闘メンバー交換
- マップ確認
- アイテム購入や商品入荷メール確認
- wiki観覧(ヘルプ)
- サイト観覧
- アルバム機能
マップ確認は操作が増えるので個別キーにして欲しかったかな。簡易マップ表示機能もありますが、建物の詳細などが見れないので。サイト観覧はビデオ撮影イベントで販売したビデオの感想を見ることでDPが回復します。ビデオ販売ページで販売数の確認なんてのもできます。これが良く出来ていて、紹介文が撮影中のスタッフの発言と全然違い面白いです。
オプションも充実しており、いろいろな画面表示の有無などが切り替えが可能。敗北Hシーンがある場合は右下に表示されます。「逃げる」ことでノーリスクで簡単に敗北扱いにできる機能もちゃんと用意されています。
丁寧な心理描写で感じまくるエロシーン
エロシーンは基本女性視点で描かれます。下半身がムッチリした絵柄で、テキストもボリュームが有り、エロいです。ビデオイベントの後半、モン娘Hや敗北イベント以外では挿入プレイはそれほど多くなく、道具を使う(使われる)シーンが多いみたいですね。女性キャラ全員処女(バイブは入ってるけど)プレイも可能とのこと。
個人的感想・まとめ
DPやお金がいろいろな行動に密接に関係しているシステムは面白く、インパクトのある設定だけれどシリアスで先が気になるストーリーもかなり期待できます。
追記・製品版感想
表ボス打倒までクリアしました。
上でも書きましたが、やはりDP、お金、淫乱度、インサートシステム、色々なものが相互に影響し合うシステムは良く出来ていてます。状態異常にもメリットがあり、意外なテクニックがあったりするのも面白いです。
スイスイ先に進んだら少しきつくなるけれど、意識したら結構簡単にお金や秘石が貯まる気持ちいいバランス。でも、仲間が多いから使わないキャラが出ちゃうかな。男性キャラが2人いるのですが、まったく使わなかったです。
ちょっと気になるところは、少女モンスターが落とすアイテムを交換してくれる人が、どこにいるのかがわかりにくいです。状態異常のアイコンもぱっと見どの異常かわかりにくかった
どんどんバージョンアップしていて、今後はビデオイベントの追加や真・裏ボスの追加を予定しているようです。
(2016/07/02追記ver.1.10で真・裏ボスが追加されました。画像が少しネタバレなので、載せるのはやめときます)
販売ページです。
公式動画※音が出ます。