「N蔵司ヶ谷」さんの『白の従士と闇の従者』と同封されていた『ファントムゲイト(PHANTOM GATE)』体験版をレビューします。
白の従士と闇の従者
ストーリー
わかりやすい販売サイトのあらすじ
ザバウ砦の地下牢・・・
エスクラド率いる闇の従者の一団は、女隊長ディーナ率いるマーシャン公国の従士隊と対峙する。
彼女たちの目的は捕らえられた公国の聖姫オルウェンを救出すること。
エスクラドはこれを阻止し、あわよくば彼女も我が物にしようと画策する・・・
重厚な世界観・雰囲気で、オルウェンが誘拐されるプロローグが展開されます。
ちなみにディーナとオルウェンは異母姉妹でキマシです。冒頭でキスっぽいことをしているだけで、直接的な表現はあまりありませんが。
エスクラドは精神支配の芽という物を持っています。名前でどんなものかはわかりますよね。
システム
きちんと販売ページを見たらわかるのですが、このゲームの主人公は筋肉隆々で悪者のエスクラドです。操作可能になった時に「お前かよ!」と突っ込んじゃいました。
ゲームの目標はディーナを倒すこと。
ディーナは戦闘で一定時間経過すると(HPも関係するかも)撤退して他のエリアに。こちらも好きなタイミングで逃走可能。マップのギミック等を使って、撤退場所を誘導したり、イベントを起こしたりしながら追い詰めていきます。
戦闘は3すくみ+α のジャンケン風。相手の予備動作から有利な攻撃を選択するので、記憶力が重要になってきます。
と言いつつも私みたいに記憶力が悪い方が最初は厳しく慣れたら楽にと、楽しめるかもしれません。すぐ覚えたりメモを取ったりしていると、とたんに作業っぽくなってしまいます。このゲーム成長要素がありませんからね。
基本の3すくみ攻撃の他に、ポイントを溜めて使う必殺技や媚薬付き吹き矢などの特殊行動もあります。
マップの雑魚敵配置はシンボルエンカウント……というか、視界に入ってしまったら戦闘になるステルスRPG的なシステム。
上記の通り成長要素がないので、雑魚敵を倒すメリットはあまりありません。ボスに使うための必殺技ポイントを溜めるために利用する感じ。
これらのシステムは文章で伝わりにくいと思うので、体験版をプレイした方がわかりやすいです。身も蓋もないですが。
ひとことで全ての要素を表すと、「ジャンケンステルス探索RPG」といった感じかな。
砦での攻防を描いているので、ゲーム部分のボーリュームはそんなにありません。というか、今のシステムそのままでボリュームだけ増やしても飽きちゃうと思います。
個人的にこのシステムには将来性を感じるので、マップギミックや敵、自分の行動を増やした他ステージなどもやりたかったですね。値段は高くなるだろうけれど。
エロシーン
絵のクオリティが高くてエロい! 顔はロリっぽいのに体が結構シッカリ描かれているのも個人的にストライクです。
エロシーンはマンガ&ノベル形式というちょっと変わったタイプ。
エロシーン数は7シーン。1シーンのテキストはたっぷりのボリュームで濃厚。
趣向としては、無理やりっぽいシーンはそれほど多くなく、精神支配の芽(と媚薬)による洗脳和姦風や奉仕系がほとんどです。
画像数は、1ページに3~10コマ、1シーンに2~4ページくらいあるので、かなりの数になります(小さいコマ用の画像もあるけど)。
ファントムゲイト体験版ver1.03
上にも書きましたが、このファントムゲイト体験版は「白の従士と闇の従者」に同封されています。
現在は有料体験版なので、これ以降に使うゲーム画像は公式ブログで公開している画像とほぼ同じシーンをチョイスしています。
すでに「白の従士と闇の従者」製品版の画像を載せているので、いまさら何を言ってるんだって感じではあるのですが。
公式ブログはこちら。システムの説明などを更新されています。ほんのちょっとだけ先の展開も書いてあるので注意。たいしたネタバレではないですけどね。
ストーリー
雰囲気がガラッと変わって今作は探索ホラーRPG。
病院に友達のお見舞いに来た主人公が不思議な空間に迷い込むお話。こっちも冒頭でサラッと百合発言をしていますが、エロシーンは敵の化物に陵辱されるのがメインのようです。
といってもそういうシーンが皆無ではないようなので、個人的に期待しています!
衣月と九十実の絡みのシーンを次回体験版で実装する予定だったのですが、
悩みに悩んだ末・・・見送ることにしました。
体験版で実装するイベントシーンは4つと決めていて、
この4つはファントムゲイトのメインジャンル・恰好を示すものにしたいと
思っていたわけなのです。
メインはもちろんハードなねちょねちょです。
女の子同士の絡みは、今回はあくまでスパイス程度の扱いで抑えていることもあり、
Hシーンの先陣を切る4傑に選出するには、いささか心もとないな・・・というわけです。
ホラーの雰囲気がよく出ていて、人によっては結構怖く感じるかも。けど、キャラが可愛くて相殺されるかな。
システム
敵はシンボルエンカウント。発見されると結構なスピードで追いかけてくる。画面が切り替わるまで追跡を止めないのでステルス行動が重要になってくるかも。敵によって聴覚を頼りにしているなど、行動パターンが違ったりもします。
探索要素は難しくはないけれど、ピンとこなかったら気づかない可能性がある所もあるかな。公式ブログで質問してる方もいましたし。後述しますが、製品版ではヒント機能があるみたいなので大丈夫だとは思いますが。
かなり力が入っている感じの戦闘システム。毎ターン全回復するTP(行動ポイント)を消費して戦います。TPはアイテム使用などでも消費され、TPが無くなるまで(またはスキップするまで)行動可能。
敵の扱いも結構特殊で、例えばポルターガイストという敵は、バインダー、ハサミ、筆記用具の3パーツに別れており、それぞれ攻撃の対象に取れます。
バインダーは炎に弱いなど弱点属性や攻撃方法が異なり、「強力な攻撃をしてくる前に怯ませて命中を下げる」などのギミックもあり、戦略性が高いです。敵のHPは全パーツ共有。
特定の敵はエロ攻撃を仕掛けてきて、回避できないとシームレスに1枚絵エロシーンに移行。エロシーン中に表示されるコマンド操作に成功すると脱出、失敗するとエロが進行していき、最終的にはゲームオーバー。やられる直前の状態でセーブポイントに戻されるだけでペナルティは特に無し。
最初全く回避、脱出ができないのでほぼ即死攻撃かな? と思っていたのですが、まだチュートリアルが完成していないだけで、普通に対処法がありました。
状態異常には段階があり、最大まで上がることでもエロシーンに。体験版範囲内の服切り裂き攻撃では立ち絵が変わるだけですが。
敵には他にも色々ギミックや行動パターンが。それらの対処法やストーリーのヒントをお金で購入情報屋が用意されています。それらを縛ってプレイするのも面白そうかも。
敵の攻撃が結構激しい&購入できる回復アイテムが在庫ありなので難易度はそこそこある感じ。
今作は成長要素もあって、セーブポイントで全回復できるので詰まるほどではなさそうですが。
製品版では難易度選択もあるらしいです。
可愛いキャラクター
絵柄は、前作と比べて、さらにロリっぽくなっています。いや、ほんと個人的な感想ですが、より好みの絵柄に。
特に謎の眼帯ちゃんがカワイイ! このキャラのビジュアルが「白の従士と闇の従者」を購入する最後の後押しになりました。体験版ではエロはないけどね!
公式ブログで他のメインキャラの紹介もされています。
ただのキャラ紹介なのですが、一応体験版範囲に出ないキャラもいるのでネタバレ注意。しつこくてごめんね。
作者さんのツイートの画像も可愛い。
最後に
「白の従士と闇の従者」と「ファントムゲイト」どちらも独自のシステムでゲームとしても面白く、エロ部分も大満足です。
私個人としては、ゲームシステムはファントムゲイトの方が好み……といかすべての部分がドンピシャなので購入確定です。といっても発売日は未定ですけどね。
ちなみに、ファントムゲイトの体験版は後々一般公開するようなので気長に待てば無料で試せるはずですよ。
追記;体験版 ver. が上がってますが、購入予定なので、これ以降のレビューは発売後になります。
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