「月の水企画」さんの、触手が生えちゃった騎士見習いと仲間の女の子たちが行く、王道風エロRPG『リリィナイト・サーガ~少女騎士と魔触の紋章~』をレビューします。
ストーリー
王国の女騎士候補である主人公は、ある日王女の命で近場の森に魔物討伐に出かけた。
そこで見つけた謎の水晶に触れた主人公は、何故か体から触手が生えるようになってしまい――自分の体に起きた異変と水晶の謎を求め、騎士候補とその仲間たちの冒険譚が今始まる!
引用:販売ページ
主人公(デフォ名エスト)の触手と水晶を中心に、王国、帝国を巻き込んで物語が進む、同人エロとしてはかなりの長編RPGです。本編クリアまでのプレイ時間は25時間ほど。
長編といっても、本編ストーリーのテキストなどが長いわけではなく、仲間や住民のサブイベン(エロ、非エロ)や、ダンジョン攻略などのボリュームがすごい感じ。
序盤からぽんぽんイベントが発生し、仲間も増えていくのでダレること無くプレイできました。
仲間の種類も、騎士・魔道士・巫女・奴隷・宗教団体の教祖・ロボット・幽霊・スライム娘など、バラエティ豊か。それぞれの会話などもクオリティが高く、飽きさせません。
- 仲間は、拠点で待機。拠点でのイベントも多い。
- 使いたいキャラが多いけど、パーティーは主人公含めて5人までなのはちょっと残念。
ちなみに、前作『リリム・ユニオン』と世界設定が同じで、前作に登場したキャラが何人か登場します。ただ、ストーリーがつながっているわけではないので、未プレイでも問題は無し。それ以前の作品と繋がっているかは、未プレイなのでわかりません……。
- アニタ先輩! 前作であんまり出ないから名前を忘れがちなアニタ先輩じゃないか!
- テュテュアス!チュチュアスじゃないか!
システム
シンボルエンカウントで戦闘はターン制。ゲーム部分オーソドックスなRPGです。
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前列と後列の概念がある。
おそらく敵グラは全部オリジナル
- キャラは固有の特性(パッシブスキル)をもつ
といっても、戦闘は弱点やステータス異常耐性が需要で、なかなか戦略性が高いです。
難易度は3種類。私は見栄張ってハードを選んでみました。最序盤のダンジョンはちょっときつかったけど、その後は、初見では死ぬこともあるけど、少し装備などを工夫したら勝てる感じで、かなりバランス良く感じました。
よくあるHイベントの発生条件などに影響する「欲求度」システムもあり。上げると民家のアイテムを盗めるようになる「堕落度」や、後半関係してくる「侵食度」なども。
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なかなかげすいセリフを吐きながら開ける。
その他でもなかなかいい性格の主人公。
- H系パラメーターが高くなりすぎると夜眠れなくなり、「夜這い」などで解消することに
その他にも、合成・拠点のお風呂会話・装備のパンツをコレクションするシステムなど、ボリューム満点の要素が。
エロ
Hシーンは一部ボス戦闘敗北、イベント、夜這い時に発生。
普通のHシーンは44、セクハラやエロトラップなど少し短めの「ちょっとしたHイベント」は30かな。「ちょっとしたHイベント」は欲求度やノーパン時の差分あり。
テキストも濃厚で長いので、すごいボリュームです。
絵もエロいです。過去作全部プレイしたわけでわけではないけど、今作でかなり絵が進化&安定しだしたんじゃないかな。
エロの種類はこのサークルの特徴ですが、レズ、ふたなり、触手が中心です。
Hシーンに登場するきゃらは主人公が中心ですが、他キャラのみが登場するシーンも結構あります。本編に登場する仲間キャラは、最低1回以上はシーンに登場……していると思います。
エロ成分
ちょっと実験的に『処女を守る魔法』のサークル「セアロソンク」さんが公開している『Hアレルギー成分表作成器』を使ってみました(本来作者が使うものですが)。
夜這いHは結構純愛っぽいかな?と考え△に。
通常のHシーンでは、男性がからむシーンはほとんど無いのですが、2シーンほどあり、どっちもショタが相手……だったかな。セクハラシーンでは、そこそこ男性相手もあり。
ポテ腹は触手に植え付けられるものが何シーンか。その植え付けられたものを出産するシーンはあるのですが、「出産」シーンとするのは違う気がするので×。スカはないけど、お尻からスライムを出すシーンはあります。
体型がロリだったりロリに変化するシーンがあるけど、本当に精神年齢がロリのシーンはありません。
個人的感想・まとめ
システム、ストーリー、会話など、とにかく丁寧に作られており、全体的に高クオリティで、最後まで楽しめました。
気に入って使っていたキャラはこの4人。特にドロシーとエストの関係が好き。
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