「月の水企画」さんの、Hな誘惑だらけの淫魔の国を体を張りながら冒険するRPG『淫魔領リリム・ユニオン』をレビューします。
ストーリー
淫魔の国へ向かって行方知れずとなった先輩(♀)を探すため、
新米冒険者の主人公は相棒アイリスと共に淫魔領リリム・ユニオンを訪れた。しかし、ひょんなことからアイリスは淫魔に呪いをかけられてしまう。
アイリスの呪いを解き、そして先輩を見つけるため、新米冒険者の淫魔領探索行が始まった——引用:販売ページ
補足をすると、リリム・ユニオンには淫魔の修行場の側面があり、普通の人間では捜索は難しい。
なので、アイリスの治療を手伝ってくれているサキュバスに、主人公(デフォ名ローレル)も淫魔化の呪いをかけてもろらい、サキュバスとしてのランクを上げつつ捜索を進めていくお話ですね。
システム
ジャンルはRPGとなっていますが、正確に言えば「探索アドベンチャーRPG」といった感じかな。
まず、特徴的なシステムに、時間の概念、時間制限というものがあります。
リアルタイムではないのですが、曜日、午前、午後と時間が流れていて、住民の活動や生活も時間で変化したりします。
このゲームは「チャプター」で区切られていて、チャプターの目標を制限日数以内にクリアできないと、アイリスのエッチな「治療」が発生し、調教度が上昇。調教度が一定以上になるとバッドエンディングになってしまいます。
時間制限というと難しそうに感じますが、難易度はそれほど高くありません。時間ロスなど起きてもリセットしないプレイスタイルでも、一度も治療シーンを見ないでクリアできました。後から見られないみたいなので逆に困りましたが……。
そしてもう一つ特徴的なのが、成長システム。
一応、モンスターを倒した初回には淫魔ポイント(経験値)を貰えるのですが、何回も倒してレベル上げ、ということは出来ません。
住民の悩みなど(もちろんHなのが多い)を解決することで、ポイントを手に入れ、レベルアップしていくシステムになっています。
装備やスキルもちょっと特殊。コスチュームやスキルにはEPという値があり、レベルとともに上昇する「最大EP」の上限まで装備出来るという感じ。
敵はシンボルエンカウント、戦闘自体はシンプルなターン制です。ただ、衣装破壊からの拘束、その後振り払えずに犯されると、即死になってしまうので、コスチュームの破れにくさなども重要になってきます。
システム、バランスともに、よく練られています。
エロ
Hシーンはイベントや戦闘敗北で発生。
イベントはエンディングや治療をあわせて48、敗北Hがある敵キャラは23、戦闘中の拘束立ち絵と簡易アニメも、半分近くの敵キャラに用意されています。
Hテキストもかなり濃厚で長めなので、Hシーンはものすごいボリュームです。
シーンの傾向は、イベントシーンは半分強がふたなり非ふたなりのレズシーン。残りが触手やその他、「卵や触手の出産」など。男性(っぽい)のが出てくるシーンは2つだけ。そのうち主人公が関わるのは、エンディングでもある1つのシーンのみかな。
敗北シーンは殆どが異種姦、触手です。
レズ、ふたなり、触手はこのサークルの特徴ですね。
あと、Hシーンのヒントがわかりやすく、かなり快適にコンプリートできました。
個人的感想・まとめ
いやー、すごい面白くて一気にクリアしてしまいました!
販売ページなどには短編と書いてありますが、クリアまで9時間くらいかかったかな。ほぼ全要素開放は11時間くらい(+2時間)。同人RPGとしては、むしろ長めと言っていいような。
NPCが生活している感じやヒントを貰える夢の中の雰囲気、パン屋に秘密があるところなど、どことなく『moon』に似てるような。全ゲームの中でトップレベルに好きな作品なので、意識していたのなら個人的に凄く嬉しい。
販売ページです。
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