「男爵領」さんの 14 に行ったり行けなかったり系、探索・脱出RPG『ルゴーム砦の脱出』をレビューします。
この記事を下書きで温めている間に続編の予告が始まりましたが、とりあえずこっちを先にレビューしたいと思います。
まだ見れていないエロシーンとEDがありますが、全難易度(2周)クリアしました。プレイ時間は1周目が3時間半、合計6時間くらい。
ストーリー
ギルドの依頼を終わらせ、帰途につく盗賊の少女アイシャ。
しかし、悪名高いルゴーム伯爵の兵に捕らえられ、投獄されてしまう。
果たして彼女は、難攻不落の「ルゴーム砦」から脱出する事ができるのか───?
アイシャは乞食を装ったので処女は無事です。処女クリアも可能。というか、処女かどうかで分岐するルートがあります。
ゲームブック風と書かれていますが、状況説明の語り口そのような感じなだけで、普通の会話シーンもたくさんあります。システムも別にゲームブック風ではないかな。
アイシャの性格は軽い感じ。ストーリーもそれほど暗い雰囲気ではないかな、特に序盤。ネットスラングとかもたま~に出てきます。
だけれど、そこそこな陵辱があったり、さらっと拷問死体だとかが出てきたりもします。グロ画像とかはなくテキストでだけですが。
システム
ゲーム部分は、ステルス、探索要素が強いRPGといった感じ。
通路を巡回している兵士の視界に入ると戦闘に。アイシャは貧弱な盗賊なので、この状態で戦闘になったら被害大か、敵編成によってはやられてしまいます。このタイプの戦闘では警戒度が上がりやすくなっています。
警戒度がそれほど高くない状態で見つかった時には色仕掛けも可能。エロシーン後にベッドがある部屋で開放。
兵士の視界をうまく避けて通過することも、「隠れる」というスキルを使って見えなくなることも可能。
「隠れる」は技ポイントを結構消費して制限時間あり。隠れている状態で敵に不意打ち。バックスタブという強力な技が使え、回避力も上がりやっと少し有利になります。
バックスタブも技ポイントを使うので不意打ちで処理するとかなり技ポイントを消費することに。
普通に戦ったらHPやアイテムを消耗、不意打ちで処理したら技ポイントを消耗、「隠れる」で通過したら敵が残る、この取捨選択のバランスは素晴らしいと思います。
敵にやられても輪姦されて牢屋に戻されるだけで、普通にクリアするだけならペナルティ無し。他にも売春でお金を稼ぐことができるので、詰みにくくなっています。処女クリアはできなくなりますが。
ちょっとした着替えシステムもあり。基本の盗賊衣装をいれて3種類のみですが、イベント以外でのHではきちんと衣装がCGに反映されます。何の衣装を着ているかはステルス要素にも影響します。
探索要素も次に何をすべきかの全体的な指標の「行動メモ」や、アイテムの場所のヒントを聞けるポイントがあり、丁寧に作られています。
難易度はノーマル(盗賊技能)とハード(戦闘技能)のふたつ。盗賊技能は簡単な鍵を無効化でき(通常は使い捨てのヘアピンが必要)、戦闘技能は様々な武器を使用できる。基本盗賊のためあまり有利に働かないので実質2周目。
と、説明に書いてあったのだけれど、ハード難しい! って感じはなかったかな。おそらくゲームシステムを理解して慣れたせいだと思います。まあ、なかなか良バランスってことかな。飽きずにプレイできました。
処女で真ED(高難易度ED?)に変わるのはハードのみのようです。
まあ、いつものごとく身も蓋もないですが、体験版を触ってみるとわかりやすいと思います。少し短いけど、システムの雰囲気が気に入れば本編はもっと楽しめるはず。
エロシーン
エロシーン数は20くらい。前述の衣装差分の他に、一定数Hした後に変化する淫乱テキスト差分もあり。
(無料?)素材の喘ぎ声あり。
主人公の他にも2人、エロシーンが用意されているキャラがいます。
絵柄はちょっと懐かしい感じかな? 私は好みですが、エロいし。テキストも濃厚で、ボリュームも十分です。
ですが、公式ブログのコメントなどでは、地の文がゲームブック風なのが気になっている方もいますね。
エロシーンの相手は100%砦の兵士(タブン)。すね毛や腹毛があるのは珍しいですね。抵抗できない感が出て、結構エロさに繋がっているかも。
エロの趣向は無理矢理もそこそこあるのだけれど、色仕掛け&淫乱差分もあるので、そればっかりという印象はありません。
個人的感想・まとめ
探索とRPG要素がうまく融合していて、とにかくゲーム部分のデキがよかったですね。
上でも書きましたが、続編も楽しみ(まだ体験版プレイしてない)。ゲームブック風ということで他の本を買っているような感覚で楽しめるのが、なんかいいですね。
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